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高齢者の便秘ケア|便秘を正しく知って健康な毎日を

  • 執筆者の写真: TRUST Chiba Home Medical
    TRUST Chiba Home Medical
  • 6月7日
  • 読了時間: 4分

こんにちは。TRUST訪問看護ステーションです。


今回は、多くの方が悩まれている「便秘」についてお話しします。

便秘は誰にでも起こる身近な症状ですが、「ただ便が出ないだけ」と軽く考えてしまうと、思わぬ体調不良につながることがあります。

正しい知識を身につけて、毎日の健康管理に役立てていただければ幸いです。


動画でも解説しています

今回の内容は、YouTube動画でもわかりやすく解説しています。

文章で読むだけでなく、訪問看護師の視点から音声でも確認したい方は、ぜひこちらの動画もご覧ください。

訪問看護師がやさしく解説|高齢者の便秘ケアhttps://youtu.be/GTSrrR3H6zE

ご本人だけでなく、ご家族や介護に関わる方にも見ていただきやすい内容になっています。


便秘とは?


便秘とは、単純に排便回数が少ない状態だけを指すわけではありません。

一般的には、


  • 便が出にくい

  • 便が硬い

  • 排便しても残っている感じがする

  • お腹が張って苦しい

  • 排便時に強くいきまなければならない


などの症状によって日常生活に支障が出ている状態をいいます。

人によって排便のペースは異なるため、

「毎日出ない=便秘」

とは限りません。


2〜3日に1回でも、苦痛なくスッキリ排便できていれば問題ない場合もあります。

反対に、毎日排便があっても残便感や苦痛が強ければ便秘と考えられることがあります。


便秘の原因


便秘の原因は大きく2つに分けられます。


① 機能性便秘

もっとも多いタイプの便秘です。

腸の動きや排便機能の低下によって起こります。


主な原因は、


  • 加齢による腸の働きの低下

  • 水分不足

  • 食物繊維不足

  • 運動不足

  • 排便を我慢する習慣

  • 便意を感じにくくなること


などがあります。

高齢者では特に多くみられる便秘です。


② 器質性便秘


病気によって腸の通り道が狭くなったり、便の通過が妨げられることで起こる便秘です。

例えば、


  • 大腸がん

  • 腸閉塞(イレウス)

  • 腸の炎症

  • 手術後の癒着


などが原因となることがあります。

器質性便秘の場合は、原因となる病気の治療が必要になることがあります。


便秘になるとどんな症状が出るの?


便秘によって次のような症状が現れることがあります。

  • お腹の張り

  • 腹痛

  • 食欲低下

  • 吐き気

  • 残便感

  • 体のだるさ

  • 集中力の低下


特に高齢者では、


  • 活動量の低下

  • 転倒リスクの増加

  • 睡眠への影響


などにつながることもあります。

そのため、「便が出ていないだけ」と軽視せず、体調変化のサインとして捉えることが大切です。


こんな症状がある場合は要注意


便秘に加えて次の症状がある場合は、早めの医療機関受診が必要になることがあります。


強い腹痛がある

我慢できないほどの痛みや、急激に悪化する腹痛がある場合。


吐いてしまう

便秘とともに吐き気や嘔吐がある場合。


血便がある

便に血が混じる、または便器が赤く染まるほどの出血がある場合。


これらは、

  • 腸閉塞

  • 大腸がん

  • 消化管出血


などの重大な病気が隠れている可能性があります。

自己判断せず、医療機関へ相談してください。


便秘を予防するためにできること


日常生活の工夫で便秘を予防できる場合があります。


水分をしっかり摂る


便の水分量を保つためには十分な水分補給が大切です。

※心不全や腎臓病などで水分制限がある方は、主治医の指示に従ってください。


バランスの良い食事


野菜や果物、海藻類などの食物繊維を適度に摂ることが大切です。


腸内環境を整える


発酵食品などを取り入れ、腸内環境を整えることも有効とされています。


排便習慣を作る



毎日決まった時間にトイレへ行く習慣をつけることで、便意を感じやすくなることがあります。


便秘のケア方法


便秘の改善には薬だけでなく、生活の中でできるケアもあります。


お腹を温める


温めることで腸の動きが促される場合があります。


腹部マッサージ


優しくお腹をマッサージすることで排便を促すことがあります。


骨盤底筋体操


骨盤周囲の筋力を保つことで、排便しやすくなる場合があります。


便秘の治療について


便秘治療では下剤や浣腸が使用されることがあります。

ただし、薬にも副作用や注意点があります。

便秘の原因や体の状態によって適切な治療法は異なるため、自己判断で薬を増やしたり中断したりせず、医師や看護師へ相談しましょう。


まとめ


便秘は単に便が出ない状態ではなく、体からの大切なサインです。


今回のポイントは、


✅ 便秘は「正しく排便できていない状態」

✅ 原因には機能性便秘と器質性便秘がある

✅ 強い腹痛・嘔吐・血便は要注意

✅ 日常生活の改善で予防できる場合がある

✅ 症状に合わせたケアや治療が大切


便秘でお困りの方やご家族で心配なことがありましたら、お気軽にご相談ください。

TRUST訪問看護ステーションでは、在宅療養中の皆さまが安心して生活できるようサポートしています。

 
 
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